センス・トラストの新たな挑戦の機動力に。不動産ファンドのプロフェッショナル・久保俊太郎にインタビュー!

SENSE MAGAZINE

こんにちは! センス・トラスト株式会社です。

今回は、2月1日付でセンス・トラスト 経営企画室 アセット戦略チームに入社した久保俊太郎にインタビュー!これまでの多彩な経歴や、センス・トラストとの出会い、与えられているミッションなどざっくばらんに語っていただきました。


多彩な経験を経て自身の軸となる不動産ファンドの最前線へ

── まず、これまでのご経歴について、簡単にご紹介いただけますか?

一橋大学卒業後は、まず生命保険会社に就職し、7年間にわたり法人・個人営業を担当しました。その後、30歳の時にマンションデベロッパーに転職し、それを機に初めて大阪に拠点を移しました。

マンションデベロッパーに入社後は、経理・会計・財務といった管理業務を任され、決算や税務申告に加え、有価証券報告書などの開示資料の作成といった多彩な経験を積むことができました。5年後に開発部門への異動が叶い、希望していた不動産ファンドの立ち上げに携わることになったのですが、最終的には会社の方針によって事業そのものが見送りとなってしまったんです。その結果、次第に自分のやりたい方向性とのずれを感じるようになり、関西で不動産ファンドに関われる会社への転職を考えるようになりました。

そのタイミングでご縁をいただいた非上場のデベロッパーに転職し、100億円規模の不動産ファンドの立ち上げに携わることになりました。そこでは企画・組成・運用を担当し、アセットマネジメントの実務経験をしっかり積むことができたと思います。

── 保険業界や不動産業界でさまざまな経験を積まれていますが、キャリアチェンジする際に久保さんが軸とされていることは何でしょうか。

いろいろな考え方があると思いますが、僕自身が大切にしているのは、自分が「おもしろそう」「成長できそう」と感じられるかどうかだと思います。

例えば、生命保険会社からマンションデベロッパーに転職したのは、もともと大学時代の先輩に「デベロッパーの保険担当として来ないか」と誘われたのがきっかけでした。しかし、実際に入社したところ社内人事の諸事情で経理や会計など数字に関わる業務を任されることになったんです。当初の予定とは異なる業務でしたが、それでも大きなやりがいを感じながら働くことができました。

ひとつの会社全体のことを見ることができる立場でしたし、簿記や会計などビジネスマンの基礎になるような部分をひと通り習得できたことは、自分にとっても大きな意味があったと思います。

── 不動産ファンドの仕事は、扱う金額も大きくて責任も重そうですね。久保さんが業務の中で特に意識していることや、ご自身のスタイルについて教えてください。

不動産ファンドの仕事は、扱う金額が大きく、1件あたり1億円規模のものもあれば、中には4,000億円を超える案件もあります。金額が大きくなるほど、万が一失敗したときの影響も大きいため、その分責任の重みも増します。とはいえ、1,000万円の案件と100億円の案件でも、取り組むうえでの本質的な姿勢は変わりません。多くの方からお預かりしている大切な資金だからこそ、細部まで丁寧に詰めていくことが基本であり、何より重要だと考えています。

一方で、私自身はどちらかといえば「攻め」の姿勢を大切にしており、新しい案件を自ら開拓していくスタイルを好んでいます。実際、積極的に外へ出て人と会い、さまざまな話をする中で案件を発掘することを得意としてきました。そうした出会いや情報の中から次のチャンスを引き寄せていく過程に、大きな面白さややりがいを感じていました。

── 実際に不動産ファンドの立ち上げを経験されて、印象に残っている出来事や学んだことはありますか?

初めて不動産ファンドの立ち上げに関わったときは、自分にとってもすべてが新しい経験でした。扱ったのは約50億円規模のファンドで、4棟のマンションを1つのファンドにまとめ、銀行からの融資と投資家の方々からの出資を組み合わせて運用するというスキームでした。
このような形のファンドは関係者が非常に多く、調整すべき事項が膨大になります。
各関係者が社内で検討を重ねるだけでなく、投資家、銀行、それぞれが弁護士や税理士などの専門家に確認を取りながら進める必要があり、契約書だけでもかなりの量になりました。一つひとつに高い精度とスピード感が求められ、まさに「調整力」が問われる案件だったと思います。
特に契約締結前の1ヶ月間は、チーム全体で毎日のように遅くまで作業を重ね、最後まで丁寧に対応することを心がけました。関わる人が多いからこそ、スピード感を持ちながらも誠実に取り組む姿勢の大切さを強く実感した経験でしたね。

不動産ファンドのプロフェッショナルとして次のステージを目指し、センス・トラストへ

── その後、センス・トラストに入社することになった経緯を教えてください。

前職でも不動産ファンドに関わる業務に携わることができ、非常にやりがいを感じながら働いていました。企業としての基盤もしっかりしていて、業務の質や安定性という面では多くの学びがありました。

その一方で、会社としてはすでに成熟したフェーズにあり、組織として堅実さや安定を重視するカルチャーが強かったのも事実です。周囲のメンバーも経験豊富なベテランの方が多く、安心感のある環境ではあったものの、自分自身がこれからさらに成長していくことを考えた時に、もう少し変化や挑戦のある場に身を置きたいという思いが強くなっていったんです。

そうした思いを仕事を通じてご縁のあった、私がとても尊敬している経営者の方に相談をさせていただいたところ、今中社長をご紹介いただけることになったのです。

── 面接を受けられたと思いますが、その時のことを覚えていますか。面接を担当された方の印象などお聞きしたいです。

一次面接は、取締役副社長の小松さん、取締役兼 西日本営業本部長の澤田さん、取締役兼 東日本営業本部長の井上さんの3人が担当してくださいました。

そして最終面接では、いよいよ今中社長が登場され、少し緊張しながらも「社長はどんな方なんだろう」と楽しみに臨んだのを覚えています。
面接の中で「センス・トラストでやってみたいことは?」と質問された際、私は「不動産ファンド周辺で新しいチャレンジを重ねることで、自分自身も成長していきたい」とお伝えしました。
すると今中社長は、「うちに来てくれれば飽きることはないですよ」と言ってくださり、その一言がとても印象に残っています。その瞬間に、「この人たちと一緒に働きたい」と心から思い、その場で「ぜひ一緒に働かせてください」とお伝えしました。

今中社長をはじめ、皆さん関西の不動産業界ではとても有名な方々だったので、お会いするまでは少し身構えていたのですが、実際にお会いすると想像以上にみなさんがお若く、エネルギッシュで、いい意味でギャップに驚かされました。

また、皆さんが私に対して好奇心を持って話を聞いてくださったことも、とても印象に残っています。人と接する際に、相手への敬意を大切にされている方々なのだと、強く感じました。

── 実際に入社してみて、社内の雰囲気はいかがでしたか。

雰囲気はすごく良いと思います。皆さん若くてポジティブで活気に溢れていて、でもだからといって勢いだけというわけではなく、経営陣のリスク管理がとてもしっかりしているのを感じました。

また、営業部門だけでなく、コーポレート部門がしっかりしていることもセンス・トラストの強みのひとつだと思います。いわゆるバックオフィスにも専門性の高いメンバーが揃っていて、コーポレート部門を軽視せずに強化していこうという姿勢を強く感じますね。現在、社員が全部で約70人いて、そのうち営業が約30人、残りの約40人がバックオフィスのメンバーです。不動産業界ではどうしても営業中心にする傾向が強いと思うんですが、バックオフィスにそれだけの人数を割いていること自体が、コーポレート部門を重視している現れだと思います。

動き出す投資の民主化──センス・トラストが挑む新事業戦略

── センス・トラスト入社にあたって、久保さんに与えられているミッションは何ですか。

ひとつは「不動産ファンドのクラウドファンディング事業」を立ち上げることです。その実現には、不動産特定共同事業法(いわゆる不特法)に基づいた許認可の取得が必要となるため、まずは1年以内にその免許を得ることを最優先のミッションとしています。

もうひとつは、会社全体の営業力をより有効に活かせるような仕組みを整えることです。少し抽象的に聞こえるかもしれませんが、要はセンス・トラストには非常に優秀な営業メンバーがそろっており、その力をさらに引き出すための「土台づくり」に取り組むこと。具体的には、外資系ファンド向けに不動産を売却したり、これまで培ってきたネットワークを活かして新たな販売チャネルを切り開くなど、センス・トラストの営業活動をより広げる役割を担っていけたらと考えています。

── 「不動産ファンドのクラウドファンディング」について詳しくお伺いしたいです。

イメージとしては、不動産を小口化して販売していくような形になります。

これまでお話ししてきた「不動産ファンド」は、たとえば100億円規模の不動産に対して、プロの投資家から出資を募るスタイルが一般的でした。しかし最近では、「投資の民主化」という流れの中で、一般の方々からも出資を募るような仕組みが広がりを見せています。

従来、不動産投資は一部のプロフェッショナルだけが関わる世界という印象が強かったと思いますが、不動産を小口化することで、より多くの方が挑戦できるようになる。その結果、不動産投資のハードルが大きく下がることを期待しています。

── 最後に、今後の展望やセンス・トラストでチャレンジしてみたいことがあればお聞きしたいです。

まずは、先ほど申し上げた不動産ファンドのクラウドファンディングに関する許認可を取得して、質の高いサービスをローンチすること。それによって、センス・トラストとしても資金調達力が増えるとともに、ファンを増やしていき、会社の成長を後押しするひとつの新規事業ビジネスとして確立していきたいと思います。


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