こんにちは! センス・トラスト株式会社です。
今回は、4月1日付でセンス・トラスト神戸支社に入社した梶井弘志にインタビュー!15年にわたりキャリアを重ねた大手不動産仲介会社での経験や、センス・トラスト入社の経緯、サッカーの強豪校で活躍した高校時代の話など、ざっくばらんに語ってもらいました。
挫折と挑戦を経て確立した不動産営業マンとしてのスタイル

── まず、これまでのご経歴からお伺いしたいと思います。新卒で大手不動産仲介会社に入社されたということですが、不動産業界へ進むことを決めた理由を教えてください。
もともと「不動産業界で働きたい」と明確に決めていたわけではなく、「自分の手で何か大きな仕事を動かしてみたい」という漠然とした想いがあったので、広告業界や不動産業界を中心に就職活動をしていました。
就職活動をしていたのはリーマンショックの影響が色濃く残る2009年。内定取り消しなどの話も耳にするような厳しい時代でしたので、最初に内定をいただいた大手不動産仲介会社への入社を迷わずに決めました。
── 実際に不動産業界で社会人としてのスタートを切ってみていかがでしたか。
決して順風満帆というわけではなかったですね。私の仕事は人と人との仲介役になることなので、どちらかに意見が傾いてはいけません。しかし、心情的につい買い手側のお客さま重視の取引をしてしまい、本当の仲介役になるということが当初はとても難しかったです。
新卒で最初に配属されたのは東大阪市の店舗でしたが、周りの人たちがどんどん成績を上げていく中、自分は成果を出せないことが続いていました。
── 成果が出ない時期を経て、どのように気持ちを切り替えることができたのでしょうか?
東大阪市の店舗から、次の川西店に異動になったのがひとつの転機になっていると思います。異動後も大きな成果を出せずにいたところ、当時の店長から「お前は不動産営業の仕事は向いていないから、もう辞めたほうがいい」と言われてしまったんです。
その言葉が自分の負けん気に火をつけたんでしょうね。シュンと落ち込むのではなく、「なにくそ!」と思い、そこからは自分の中で気持ちを切り替えることができました。それまでは数字に対する貪欲さもなかったのですが、それではダメだと思ったのです。自分が働き方を変えたら、上司の自分に対する接し方も変化していきました。「この案件を一緒にやってみるか」と声をかけていただいたり、良い循環が生まれたのを覚えています。
── 関西圏だけでなく、愛知エリアでも経験を積まれたということですが、それは梶井さんにとってどのような強みとなっていますか。
私にとっては、兵庫以外で暮らすのは名古屋が初めての経験でした。それだけに、関西と愛知では人の雰囲気や文化の違いに驚くことが多かったです。愛知出身の方や、以前住んでいたことのある方に話を聞いて、事前にある程度の準備はしていましたが、実際に現地で仕事を始めると想像以上に大きな壁を感じました。
特に印象的だったのは、言葉の壁。関西弁が思っていた以上にきつく伝わってしまうことがあり、年齢層の高いお客さまの中にはあまり良い印象を持たれない方もいらっしゃったんです。そこで、できるだけ標準語を意識したり、愛知県の言葉に合わせたりと、自分の話し方を調整するように工夫しました。
どうしたらお客さまが安心して信頼できるのか。自分なりの関係づくりのスタイルが確立されたのも、愛知エリアでの勤務を通してでした。
── その後異動になった岡崎と兵庫では店長を歴任されたそうですね。梶井さんにとってどのような経験になりましたか。
プレイングマネージャーとして、頭を切り替えるのにしばらく時間がかかりました。部下に仕事を任せるよりも、自分で動いてしまったほうが早いという思いを、なかなか手放すことができなかったんです。部下の中には自分よりも社歴の長い年上の方もいましたし、最初のうちは変に気を遣ってしまっていたのでしょうね。
しかし、そのようなやり方がうまくいくはずはなく、半年ほどで手一杯になってしまいました。何もかも自分でやろうとしていたところから、部下を信頼して仕事を任せることの大切さに気づいた出来事でした。
信頼を積み重ね、「任せたい」と思われる存在に
── その後、税理士事務所に移り宅建業の立ち上げに携わられた後、センス・トラストへ加わることになるわけですが、入社までの経緯を教えていただけますか。
15年勤めた大手不動産仲介会社を辞めるという一大決心をして税理士事務所へ転職したものの、いざ宅建業を立ち上げてみると、自分が思っていたような仕事ができませんでした。「自分でなければできない仕事」というものがなく、自分自身の成長とか仕事のやりがいといった面で、もどかしさを感じるようになったんです。
そんな時に、前職で名古屋に勤務していた当時の店長から、センス・トラストを紹介していただきました。ホームページやSNSで見るセンス・トラストは、みんなが生き生きと楽しそうに働いていて、一人ひとりが本気で仕事に取り組んでいるのを感じました。平均年齢が若い会社なので、39歳の自分がついていけるのかという不安もありましたが、それを上回るほどに「ここで働きたい」と思ったんです。
── 実際にセンス・トラストに入社してみていかがでしたか。
ホームページやSNSで見ていた通りでした。社員一人ひとりがエネルギーに溢れていて、若さとパワーに圧倒されました。
実は、4月に第3子が生まれることになっていたので、4月いっぱいは平日15時までの時短勤務をさせていただいたんです。入社直後からそのような配慮をしていただいてありがたかったですね。
── センス・トラストで働くにあたって、梶井さんに与えられているミッションは何ですか。
神戸支社は昨年8月に立ち上がったばかりで、まだ人も少なく、これからどんどん盛り上げていこうという段階です。私は即戦力として採用していただいたので、まずはしっかりと業績を出すことが最初のミッションだと考えています。
現状としては、神戸から西のエリアにかけてまだ手が届いていない地域が多く、そこにどう認知を広めていくかが課題になっています。また、神戸の不動産業者さんの中では「センス・トラスト」という名前こそ知られていても、具体的にどんなことをしている会社なのかまでは、まだまだ十分に周知されていません。だからこそ、まずはたくさんの不動産会社さんと接点を持ち、私自身を知ってもらうのはもちろん、センス・トラストという会社のこともしっかり理解してもらうことが大切だと思っています。
神戸の不動産業界で「センス・トラストなら知ってるよ」「あの会社に任せておけば安心だよね」と言ってもらえるような、そんな存在にしていきたいですね。そのためにも、まずは行動量で勝負していこうと考えています。
── 梶井さんが仕事をする上で大切にしていること、流儀などがあればお聞きしたいです。
やはり「前向きな姿勢」や「ポジティブさ」は常に大切にしています。そして何より、「梶井さんと仕事をして良かった」と思っていただけるような仕事をすることを心がけています。相手にとっても、自分にとっても「良かった」と思えるような、お互いに納得感のある取引を目指しています。。
その想いの原点になっているのが、新卒で配属された東大阪での初契約のお客さまです。嘘偽りなく、お客さま目線に立って向き合った結果、「梶井さんだったから決めたんだよ」と言っていただけたことがとても嬉しく、その言葉が今も自分の軸になっています。
大切なのは常にお客さまの目線に立つこと。難しい言葉を使ったり、専門用語を並べていくのではなく、「伝え方」や「寄り添い方」を意識してお客さまと接するようにしています。
── ところで、学生時代にはサッカーに打ち込んでいたそうですね。その当時のお話も少しお聞きしたいです。
私は3兄弟の末っ子で、兄たちとは9歳、8歳離れているんです。兄たちもサッカーをしていたので、私は生まれた時から兄たちが練習するグラウンドに連れていかれていました。そのような環境で育ったこともあり、自分も自然な流れでサッカーを始めていました。
高校は、強豪・北陽高校に進学しました。チームとしては、大阪府内の約120校の中でベスト8まで進出できて、周囲からの期待や評価も高かったと思います。その一方で、「もっと上を目指せたのに」という悔しさがずっと残っています。
しかし、それ以上に大きな財産だと思っているのは当時の仲間との絆です。今でも会えば自然と高校時代の話になりますし、あの頃一緒に頑張った仲間とは、ずっとつながっていられる関係が続いています。
──サッカーで得た経験がご自身の人格形成などにも影響を与えていると思いますか。
間違いなく影響していると思いますね。
サッカーをやっていて、「もうやめたい」と思ったことは一度もありませんでした。もちろん、きつい練習や苦しい時期もありましたが、それすらも楽しかったです。どんどんサッカーにのめり込んでいく中で、悔しい思いをたくさんしてきましたし、昔から負けず嫌いな性格だったこともあって、自然と「どうやって乗り越えようか」「次はどう頑張ろうか」と前向きに考えるようになっていったと思います。
特に、試合に出られない悔しさを経験したときには、自分を見つめ直す力や、物事に真剣に向き合う姿勢が鍛えられました。そういう積み重ねが、今の自分の土台を作ってくれていると感じています。
──最後に、今後の展望をお聞かせください。
神戸市内という大きな市場で働かせていただいているので、いずれはこれまで自分が扱ったことのないような大きな規模の案件にも関われるような存在になりたいと思っています。そして、最終的には「梶井に任せておけば安心だ」と言ってもらえるような営業でありたいですね。
そのためには、まず目の前の一つひとつの案件に真摯に向き合いながら、どんな仕事でもコツコツ取り組んでいくことが大事だと思っています。まずは僕自身を知ってもらうこと。そして信頼していただけるような実績を積み重ねていくことが第一歩です。
また、より大きな案件を扱うには、当然それに見合った知識や経験も必要になります。だからこそ、周りの先輩や関係者の方々から積極的に学び、吸収していく姿勢もこれからもっと大切にしていきたいです。そのようにして、着実に成長していけたらと思っています。
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